フリースペース もくれん
埼玉県戸田市で活動する、家・学校以外の育ちの場です。
もくれんはこんなところ
ひとりで過ごしてもいいし、だれかと一緒に遊んでも、ぼーっとしたっていい。その時の自分に1番合った過ごしかたを自分で選んで過ごすスペースです。
ボードゲーム、数冊のまんがと本、工作や手芸の材料、料理の道具があります。
家・学校以外の
育ちの場
子どもの頃は学校の勉強を「こんなの将来使わないのに」なんて思っていたけど、実はあれは私たちの生きる世界をもっと高い解像度で理解するための知識を体系的に教えてくれていたんだなと、大人になってから気づきました。それに気づいた今、もう一度学び直したらおもしろいかもな、なんて思います。
しかし学校のスタイルは先生ひとりに対して子どもは30人前後の中、実際の世界を経験するより先に机に座りながら学ぶのが基本。
子どもによって「知りたい!」と自然と興味が湧く分野もばらばらで、発達のペースも人それぞれの中、学校の授業の中で学習の意義を理解した上で興味深く知識を吸収していくのって結構難しい。
もし子どもが学校に行くことを苦痛だと感じていたら、本来は有意義な学びであるはずの時間なのに、周りとの差を感じて自信をなくしながら、ただ過ぎるのをじっと待つ時間になってしまう。
実際私にとって高校時代がそうでした。読んでみたい本や、やってみたいことはたくさんあったのに、学校から出される課題をこなして、受験で使う知識を覚えるのが最優先。自分の中から自然と湧き上がる意欲はなかったことにして、わからない授業をやり過ごす。卒業後1年間、学校にもアルバイトにも行かずに自然と自分がやりたいと思ったことだけをし、読みたい本を読んで過ごす期間を経て、ようやく私は社会で生きる気力を取り戻しました。
不登校の子どもの割合は年々増えている今、高校時代の私と同じような思いで、学校に行っていても息苦しかったり、学校に行かないことを選択した子どもたちに、興味の持てることから心置きなく体験できる、個々の発達のペースで他者と関わりあえる、その過程で自信をつけていってもらえるような学校・家以外の学び・育ちの場があればいいな…
そんな想いからフリースペースもくれんをはじめました。
利用案内
利用対象
小・中・高校生
場所
笹目六丁目会館
たまに道満グリーンパーク
活動内容
自分でその日何をしたいか考え自由に過ごします。
スペースには 絵の具、画用紙、プラバン、毛糸、UVレジン、手芸道具などの制作道具、素材と、ボードゲーム、数冊のまんがと本を用意しています。
お昼ご飯は毎回作りたい人で作ってみんなで食べています。お弁当の持込みも可能です。
開室日・時間・料金
毎週火曜日と木曜日
9時〜20時 利用料3,000円
何時に来て何時に帰っても大丈夫です。
火曜日のみ
15時〜20時
参加費予約不要でだれでも来られます。
自習室として、放課後の遊び場として、井戸端会議所としてなど、子どもも大人もどなたでもご利用ください。15時前から参加していた子も残って居られます。
※管理者は常に場に居ますが、出入りや行動は各々自由に行う場となり、夕焼けチャイム以降も開きます。未成年の参加の際、安全な帰宅方法や帰宅時間は各ご家庭でご判断いただくようお願いいたします。
一対一での個別コースも設けています。
1時間2,000円
+交通費・施設を利用する場合は施設利用料
1時間〜OK Zoomでのオンラインでも可
火木以外の曜日で活動します。ご家庭に訪問して話をしながらお子さんのやってみたいことのサポートをしたり、出かけたり、学習のサポートなど、その時のその子に合った学びをマンツーマンでサポートします。
頻度・時間は私の空いている時間の中でご都合の良い時間を相談させていただきます。
参加予約
1度に参加できる人数の最大が6人程度と少人数のため、このホームページのお問い合わせフォームやインスタのDMから事前に予約をお願いいたします。
参加希望日と時間を教えてください。参加可能か折り返しメールでお送りします。
スタッフ自己紹介
渡邊 遥夏
わたなべ はるか
高校時代の自分のように学校での勉強が苦しいことや、周りと同じペースで進めていないことで悩んでいる子どもたちのための個々に合わせた自由な成長をサポートしたいと思い、武蔵野大学通信教育部で心理学を勉強しながら不登校の小学生の家庭教師を開始する。
家庭教師では工作や料理、野外活動など、子どもたちがわくわくしながらできる体験活動に一緒に取り組む。
子どもたちとのかかわりの中で学ぶ中で、大人と子どもの一対一だけでなく、多様な子どもたちが集まり交流しながらもそれぞれ自由に学んでいける場を作りたいと思い2022年10月にフリースペースもくれんを始める。
書店員として働きながらもくれんを開く。令和5年から埼玉県青少年健全育成審議会公募委員。
子どもにとって大人や先生というより、一個人として対等な関係を築いて、
友達のように思ってもらえる関わりを大切にしています。